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暖かくなったし。連休取れたし。GWは全部仕事だし。

いざ、初キャンプツーリングに出撃!

買ったばかりのキャンプ用品をタンデムシートに乗せ

AM7:00、目指すは潮岬。

当然、私のことですから普通には行きませんよ?

まずは家を出て府34−R310−R170−R371で和歌山入り
紀見トンネルを越えたところでローソンで朝食購入
今回は橋本から高野山道路ではなく、R371をそのまま登ります

R24との合流点を高野山の標識と反対方向へ左折
R371の標示に従い、紀ノ川を横断し更に進むと細い「いかにも」な道に入ります
気にせず南海高野線の線路を跨ぐと更に心細くなるけど気にしてはいけません
少し進むと、写真のような看板だらけの広い場所に出ます
おそらく迷い込んだ車のUターン場所でしょうが、トラックの休憩場所化してます

この時、玉川温泉から上流で道路工事中となっていましたが
幸い当日は休工日となっていました

この道、四輪でも通れますが2リッターセダンくらいまでが限度でしょう
よくミニバンやクロカン車が突き出た岩でフェンダーガリガリやってるし
離合不可能な場所も多いので正直お薦めしません。
ちなみに紅葉の季節は下り限定になります

橋本からのR371は高野山まで1車線と1.5車線が交互に続く酷道区間です
まぁ、路面は綺麗だし狭いのと1車線区間でたまーに道路に岩が突き出ているくらいで普通の道ですよ

で、何でこんな道を走るかというと……私、高野山道路が大っ嫌いなんですよ
ダラダラとしたヘアピンの連続、鬱蒼とした林の中を抜けるだけで景観もよくない、ヘタクソが道を塞いでいる
時間的には多少高野山道路の方が速いかな?って程度だし
だいたいがこんな感じ 渓流沿いを登るので景観は◎

丁度桜が終わりの季節で、思わず「うわぁ」と呻いてしまう場所が何ヵ所かありました
満開に咲く頃よりも散り際の方が美しいですな
舞い散る桜吹雪の中を駆け抜けるのもまたおつなものです

終盤は南海バスも通るバス道になっています
道幅は相変わらずですが。
抜けると高野龍神スカイラインの入り口が目の前です

無料化されて久しい高野龍神スカイラインですが
週末ともなれば昼間っから全開でカッ飛ぶ走り屋さん達がいっぱいです
毎月のように事故が起こっているため
二輪通行止めになるのではとの噂もあります
ブラインドも多いし無理な追い越ししてる奴もいるしで
とても走れる場所じゃないと思うんだけど。
この日も、ツナギ姿のレプどもがカッ飛んでました
至る所で崩土が道を塞いでいたというのに……

走るなら冬だぜ!冬!!

今回は通過が目的なので、写真のごまさんタワー駐車場にて朝食を取っただけ
しっかし、雲一つ無い快晴だったので気持ちよーく走れましたよ
時間が早かったおかげか、土曜日だったからか、交通量も少なかったし
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龍スカを抜け、龍神温泉もそのままスルーで県道735龍神十津川線へ
ここも長距離険道ですが、深い山中を抜けるだけで面白みがないので途中から龍神本宮林道を目指します

県道735の序盤はまだ走りやすい集落を繋ぐ道が続きますが、三ツ又口から先は急に狭くなります
つか、いつも三ツ又口のバス停で戸惑ってしまうんですが。
三ツ又口バス停付近は道が無駄に広がっていてバス停の小屋があります
道は左に曲がるようになっていますが、その道は龍神温泉に抜ける林道です
県道は、小屋の横にある小さな狭い橋の方。橋から先は林を抜ける1車線路。
先ほどからバス停バス停言ってますけど、こんな道でもバスが走ります。見たこと無いけど
林を抜けると林道との分岐点 この橋から坂泰隧道までは悪路

加財の集落からいよいよ林道への分岐です
龍神本宮林道へのアプローチは舗装もボロボロな一車線路
坂泰隧道まで対向車がないことを祈りつつ、我慢して登ります
この道、まだ舗装されて10年程らしいんだけど……何でああもズタボロなんだろ?

隧道を抜けると、龍神本宮林道と坂泰林道の分岐点
坂泰林道はだいぶ舗装化が進んでいる模様です
この周辺の林道の多くが熊野古道の世界遺産化に加えて
'04年の地震&台風で大崩落し、その補修と同時に舗装化が進んでいます
こんな林道舗装するより県道735整備してR371をいいかげん全線開通させる方が先だと思うんだけど。

龍神本宮林道は最近整備されたのか、いつも道幅を狭くしてくれているススキも刈り取られ
最大の難点にして名物の落石も大部分片づけられていました

さて、この龍神本宮林道は果無山脈を龍神から本宮までブチ抜く爽快スカイラインロード
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右手の山にアホな計画が浮上しています
見渡す限り山また山

道幅も広く、路面も綺麗で、南側に広がる熊野三千峰の景観も抜群

……なのですが……

この道、落石パラダイスなんですよ
いや、小石なら良いんですよ。小石なら。
胴体程の大きさの石が道のど真ん中に転がってたりしますから。
コレさえなければかなりのハイペースで走れるんですけど。
R168まで約30km、気が抜ける場所がありません
長いんで素直に休憩でもしてないとやってられません
この程度の落石は序の口です 写真撮ってる間も落石が…… ○神自動車の放置バス

ここでちょっと余談
冷水山の登山道のすぐ横に私道の入り口があります
チェーンで塞がれており、危険だとか書かれていますが
かつて、その奥には廃タイヤの山がありました

しかも自家用車のモノではありません。大型車のタイヤです。
(私が見たのはかなーり昔のことで今もこのままかは不明ですが)
あと、とあるオフ乗りの話によると
その私道のもう一方はフルダートで県道735に下っており
なんと法面がコンクリや石ではなく、廃タイヤで固められているそうです
一部、廃車が埋まってる場所もあるとか

で、上の写真
龍○自動車の放置バス

更に観光目的としか思えない風力発電の誘致
しかも場所が廃タイヤの山の付近……

イエ。別にだからどうだってワケじゃないですがね。

さて、しばらく走ると南側の景観も塞がれ、道も少し荒れ気味になってきます
幾筋かの滝(今回はほとんど枯れてましたが)の前を通り、東の川と合流します
更に進むと東の川林道との分岐点です

で、この東の川林道……大変貌を遂げていました
なんなんだこの美しい舗装路は!
工事はしてたがこんな綺麗な道路作ってどうすんだよ!
ダート好きの皆さん、ご愁傷様です。

東の川と別れると道は更に山深く、展望もクソもなくなります
岩神トンネル 三越隧道

二つのトンネルを抜けると熊野古道と交差する三越峠です
トイレと休憩小屋があります
元関所だった三越峠休憩所
右は熊野古道
ついに舗装された南に延びる道は行き止まり?
白い部分は熊野古道の石畳
三越峠からは道の雰囲気が変わります
林の中を抜けるような雰囲気の道を走ると
熊野古道と交差し、発心門王子に辿り着きます

発心門からは久々に集落に入り、道も格段に良くなります
発心門のすぐ先に各王子を巡って本宮大社へ直接抜ける道もあるんですが
素直にそのままR168に抜けてR168を下った方が速いです

R317を離れて一時間半、ようやくR168と合流します

R168も、以前は酷い道でした
新宮側からが整備され、今も整備は北上しています
これも世界遺産効果でしょうか

さて、R168を少し下ると熊野本宮大社に到着です

なんか、バイクはその辺に適当に止めてくれとか言われました
おかげでナンシーに捕まってしまった……横のBMW爺さまの方に行けよ……

解放されて参道を登ります

  
 甦る日本!! 熊野本宮大社 人生の出発の地

昔は「人生を癒す熊野本宮」だったよーな覚えがあるんですが。
しかも左右逆だったよーな気がするんですが。

まぁ、没落人生出発の地ではあった気がします
ええ。車での初ロングツーリングが熊野三社詣だったのですよ……

さて、今回の旅でも哀しいかな没落ツーリング出発の地になりました
と言うのも、ここまでは覚悟の上で酷道を選んできたわけですが
よもやこれから今回の旅最大の難関に迷い込むとは思いもよりませんでしたよ

龍神本宮林道でのんびりしすぎたので、本宮で温泉に入る予定だったのをパスし
R168から県道45−谷口皆瀬側林道へと入ります
実は、これが英断でした。
風呂入ってたら後で泣いてましたね。間違いなく。

R168の標識では県道45ではなく、県道241と標示されていますが、要は川湯温泉へ入る道がそうです

ちょっと入ると県道45と241の分岐です
橋を渡ると県道241で川湯温泉へ行けますが、橋を渡らずに真っ直ぐ進むと谷口皆瀬川林道に入ります

まぁ、せっかく入ったんですが、スケールダウンした龍神本宮林道って感じでつまんなかったです
多少景観が良い場所があるのと、↓で熊野古道と交差するくらいでしょうか。

素直にR168走れば良かったと後悔しましたよ
と言うのも

こんな看板が途中にあったんです
しかも3分の2は走ったかというところで。
結局、工事なんてやってませんでしたがね。
気が気じゃなかったですよ。
下りきると県道44と合流します 合流点に林道の起点標示がありました

林道を下ると県道44那智勝浦熊野川線との合流点です
とても綺麗で広い高規格の2車線道路です
パッと見た目、実に走りやすそうです
すぐにでも那智へ抜けられるのではないかと勘違いしてしまう程です







これは罠です

那智へ抜けたいなら問答無用でR168へ戻りましょう
林道合流点からならすぐですから。
あなたがもし四輪に乗ってるならハッキリ言います。

『入るな』

林道から、と言うかR168からは前述の通りの快走路が続きます
車もなく、私もかなりかっ飛ばして走っていました
県道229との分岐までは

分岐を抜けると橋があります
ええ。思わず目を疑いましたよ。
何で2車線路に架かっている橋が車一台分ギリギリの幅なのか。
当然、橋の向こうは1車線路……舗装はされてますがね。
なんか穴ぼこだらけの舗装が

写真は橋を渡ってちょっと行ったところ
すぐ手前まで歩道付きの2車線だったなんて誰が信じるでしょうか
それ以前にコレ、二桁県道なんですが。いわゆる主要地方道って奴なんですが。
コレだから和歌山県の道は恐ろしい……

更に進むと杉林に突入します
道はズタボロどころか、中央部にが生えており、轍以外は枯葉が堆積……
ガードレールなんて当然のようにありゃしませんよ。
横が絶壁の崖でもね。
おかげでバイクでも走行ラインがかなり限られてしまいます
で、延々と薄暗い山中を走ります
あまりに酷すぎて途中で止まることも出来ず、その酷さを伝える写真すら撮れませんでしたよ
ようやく落ち着ける場所に出たので写真
これでもかなりマシな部類の場所です
白々しく立っている県道標識
しかも妙に新しい

疲れ果てた頃に集落に出ました
道端にある妙に新しい生活ゴミ収集場が気味悪かったです
誰がこんなとこにゴミ収集に来るんだよ
集落を抜けると道幅が広くなり、路面も急に綺麗になります
ちょっと進むと、事前に調べていた宝龍滝・野々滝と書かれた看板に出くわします

んが、様子が変です
前に怪しげなボロボロの看板が。
散らばった紙屑を拾い集めてみると
「崩」「見」「学」「不」

……素直に諦めました……

滝からは比較的綺麗な1.5〜2車線路が続きます
やっと険道区間も終わりかとペースを上げて軽快ワインディング

ええ。分かってますよ。
こんなもんで終わりじゃないってことくらい!
少しくらい気分転換したかっただけだいっ

案の定、道はまた薄暗いズタボロの苔と枯葉の楽園になります
嫌になりつつ走ると視界が広がり、県道44は終点です
そのまま似たよーな県道45那智勝浦本宮線に入るだけですけど。

県道45に入り、道が二手に分かれます
つか、県道44が県道45に突き当たって終わってるだけなんですけど
左に曲がれば那智への下り、右は行き止まりです
後で聞いたんですが、この行き止まりが極上険道らしく……KSRorXR100M手に入れたら行ってみたいな

さて、県道45に入ってすぐ、視界が開けます
つか、正直不気味でしたよ
この区画だけ完全に伐採されてる 足下に見えるのが県道45 作業小屋?

ここに来るまでにも林業作業が行われている場所は見ましたけど
ここだけが完全に伐採されてるんで、ちと薄気味悪かったです

ここから、県道43との合流まではまた枯葉亀裂の狭路が続きます
が、広くなったり狭くなったりで県道44よりは多少気が楽です
単に麻痺していただけかもしれませんが。
この手の道で何が辛いかってね、走行ラインが極度に制限されるのが辛いのよ
センターはうかつに踏めない、轍は崩壊している、落石や太い枝でも踏もうものなら即転倒コース……
少しでもきれいになって道いっぱいに走れると、一気に気が楽になるのよね

県道43との合流付近で、よーやくまともな集落に入ります
思いっきり廃校くさい建物があったりしましたが。
県道43那智勝浦古座川線と合流すると、道は狭いながらも途端に良くなります
山村の棚田 ついに出たセンターライン付き2車線路! 相変わらず見えるのは連なる山だけ

よーやく晴れ晴れした気分で軽快な下りを楽しめます
いくつかの集落を抜けると、那智山スカイラインの入口に到着です
ちなみに、県道44-45-43通過に費やした時間、なんと2時間……
普通にR168-R42使ってりゃ1時間かかんねぇぞ……
あと、全線でついに車・バイク等と出会うことはありませんでした
集落で駐車していた軽トラぐらいです

那智高原公園まで登ります 奥に見える山、アレ越えてきました

那智山スカイラインは阿弥陀寺から熊野那智大社駐車場までの有料道路です
路面状況もあまり良くなく、1.5車線以下の場所もあるので好きこのんで通るような道ではないです
スカイラインへアプローチすべく、まずは林道を那智高原公園まで登ります
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ここから県道44の途中あたりまで戻る(実際車道は繋がっていませんが)ような大雲取山への林道があります
入ってみようとも思いませんが。
那智の滝、二の滝・三の滝へ向かう歩道もあります
歩きませんが。

駐車場から那智山スカイラインへ向かう道が続いています
駐車場からしばらくは林を抜ける薄暗い道です
とにかく路面状況が決して良くない上に、結構車が通っているので気を遣います
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那智山スカイラインより ↑クリックで動画再生
那智山見晴台より。マジ絶景

で、この那智山スカイライン、通るの4回目なんですけど
一度も金払ったこと無いんですが
イヤ、料金所突破とかじゃなくてね。
昔は阿弥陀寺の付近に料金所らしきモノあったのよ
で、今は駐車場側で払ってくれってなってんだけどね
その料金所に人が居るのを見たことが無い

今回も終点の駐車場に停めてたけど、やっぱり人なんて居なかった
どうなってんだ?
駐車場から参道を登り、まずは熊野那智大社へ
てか、中国人多杉。
日本語が聞こえないんですけど。

何故か熊野那智大社の方はガラガラでした
移って青岸渡寺は人がいっぱいでしたが。

降りて三重塔でも写真を撮り、とっとと戻ることにしました
イヤ、滝の下まで行っても良かったんだけどね
時間無いのよ、マジで。
既に17時。ここから潮岬まで1時間はかかる。日没に間にあわねぇ!!

慌てて降りたんで那智黒の八咫烏買うの忘れてしまった……
今回の主目的だったのに……

那智山を下り、とっととR42に入ります
混んでるかなぁ?と思ってたけど案外空いていました
さて、マジで時間がないのでちょっとペース上げますよ

それにしても、R42からの眺めはやはり最高ですな
時間があればそこら中で景色を楽しみたいところですよ

かなり空いていたおかげで、40分強で橋杭岩に到着
時間に余裕が出来たので立ち寄りました
橋杭岩に到着 久しぶりに干潮の橋杭岩

干潮の時間に来るのも久しぶりだなぁ
ここのところ、来ても満潮ばっかだったし
しかし、のんびりしている時間はありません
串本を抜け、潮岬「望楼の芝」を目指します
後で知ったんですが、串本から望楼の芝に行くなら西回りの方が早いです

とりあえず、予定通り18時にキャンプ場到着!

望楼の芝にある無料の潮岬キャンプ場
バイク×3、自転車×1、車×3とガラ空き状態
海に近い木陰にテントを張り、荷物放り込んで夕日の撮影スポット探しです

灯台はゲート閉められていて×
途中の展望台は海ばかりになってしまって×
結局、馬坂の眺望に行くことに
何とか間に合った 串本に日が沈む

日が沈んだ後、串本へ戻りオークワで食料調達

キャンプ地に戻り早速夕食
秋刀魚寿司〜♪ こっちは夜食&朝食

質素言うな!
ホントだったら寿司屋で買いたかったよ……でも時間がな……


さて、今回は星空も撮影しようと色々持ってきたんですよ
が、潮岬って結構明るいのね……
海が明るいのは漁船かな?
しかもバルブ撮影するのに専用のリモコンが必要ってなによこのカメラ!
悪戦苦闘の結果、↓が何とかまともに撮れました

オリジナルサイズは死兆星もくっきり見えるぜ!


なんか妙に疲れてきたんで寝ることにしますよ
……明日はきれいな道中心に走りたいなぁ……


二日目に続く


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