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朝!


潮岬の朝

波の音と鳥の声、時折聞こえる漁船のエンジン音
海辺の朝はやっぱり良いねぇ

思いの外、新調したシュラフは安眠できました
さて、日が昇る前に三脚とカメラを支度して日の出を待ちます

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潮岬の日の出
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朝日を受ける潮岬タワー

う〜ん。シャア専用、固定できなかった……クリップをバイクに付けっぱだったのね
日が昇ってからはちょっと散歩
だーれも居ないし、春の朝日と潮風は心地良いし、最高ですな
本州最南端 テントを片づけ、さぁ出発

キャンプ場を出たところでガス欠症状が……リザーブに切り替え、いざ大島へ
くしもと大橋をのんびり渡っていると後ろから猛スピードで突っ込んでくる車が
譲ったらループ橋のところで遅せぇの遅せぇの
て。プリウスカヨ。何でプリウス乗ってる奴って暴走野郎ばっかなんだ。

大島に渡った先のブラインドコーナーで狸を轢き殺してました
なんて奴だ


海金剛到着

まぁ、予想通り日米修好記念館はまだ閉まってました

トイレから出ると、駐車場に停めてるボックスカーを近所のおばちゃんが覗き込んでた
自殺してるんじゃないかって。心配し杉。
こんなとこで自殺するなら車内じゃなくて絶壁から(ry

駐車場には車中泊の車一台しかなかったので、当然の如く遊歩道は貸し切り状態
……と、思ったら、一番奥にゴールドウィングが二台……
あんたら、歩道をそれで来たんか。
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海金剛・樫野崎灯台方面
海金剛・臼島方面

海金剛を出て、今回は樫野崎灯台へは向かわず(時間早すぎだし)大島港の方へと向かいます
単に昨日橋杭岩から大島見てて「逆から見たいなぁ」と思ったからってだけですが。
とりあえず、ツーリングマップルに載っていた「金山展望台」に行こうとしたんですが
なんか登山道で往復1時間はかかるって事なんで止めました

かわりに大島港へ下る道から

案外遠くてわかりずらっ

大島港は下ってる最中に地雷臭がしたのでパス
くしもと大橋へ戻ります
くしもと大橋より潮岬方面 ぬこ出現

大橋の袂には本鮪の養殖施設があったりします
美味い鮪より美味い鯖や鰤の方が上だと思ってる私にゃどうでも良い話ですが

そんなわけでさらば大島

大島から串本に戻り、給油。
いきなりパトカーに包囲されて焦ったけどな!
いや、単に連中も給油に入っただけなんだが。

R42を古座川の河口まで戻り、県道38-227で虫喰岩を目指します

ちなみに、二日目の主目的は紀伊半島南部の内陸部探索です
R42は何度も走ってるんですが、いつも時間がギリギリで内陸部って入った事ないんですよ
瀞峡とかR311沿いとか、まだまだ行った事の無い場所がいっぱいです
車じゃ億劫になる場所も多いのも一因ですけど

県道227は狭い町並みを抜け、広くなったり狭くなったりの農村を抜ける道になります
時折枝道がわかり辛い所を進むと左手に崖が見えてきます
ってか……
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でかっ!

虫喰岩、なんつか、イメージしてたのは小高い岩くらいかと思ってたんですが。
同じような岩はR42沿いや古座川沿い等でも見られますが、こりゃ別格
崖の下は畑みたいでしたが、ありゃ私有地なのかな?
雑草だらけで最初わかんなかったよ

虫喰岩でUターンし、県道227から県道38すさみ古座川線に戻り、古座川沿いを登ります
川と切り立った山々と田畑
なんとなく実家に近い耶馬溪の国道沿いの雰囲気に似た道をのんびり走り、R371に合流
途中、地図にあった牡丹岩ってのは結局どれかわかんなかったです
道は広い二車線路、おまけに車が全く走ってなかったのでR371含めて全線、本当にのーんびり走れました

R371に入るとすぐに古座川の一枚岩に到着です

手前の橋の近くにある公園から

コレ、日本のエアーズロックは言いすぎだろ
確かに、対面の道路から見たら岩肌しか目に入らないけど
うーん。ちょっとガッカリ。

一枚岩を通り過ぎ、トンネルを抜けるとまた岩山が目に入ります

天柱岩

こんな景色が続くR371とも別れ、県道39串本古座川線へ
……さぁさぁ、険道臭が漂ってまいりましたよ……
ちょっと進むといきなり1車線
杉林に入ると出ました苔!
まぁ、路面が綺麗だったんで県道44&45ほどじゃありませんが。
峠を越えるといきなり1.5〜2車線の広くて綺麗な走り屋さんが存分に遊べそうな道になります
工事中の区間もありましたが、やはり麻痺しているのか普通に走れてしまいしたよ

県道39を走りきると、R42に再度合流します

シーサイドラインR42、特に良い景色が拝めるのはすさみ〜那智勝浦間くらいかな?
バイクだと視界が広くて更に良い感じだね
防波堤沿いに気軽に停められるし

最高の天気の下、軽快に走り志原海岸へ
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前回来た時の工事も終わっており、綺麗に整備されていました

当初予定では白浜を回るつもりだったのですが
なんとなく回避しました
理由は?と聞かれても不明です
昨日の本宮の温泉と同じく、なんとなくです
そして、またしてもこの判断が英断になろうとは

途中、ローソンで早めの昼食を取り、R311へ向かいます

そういえば、このR311もまともに走ったことないです
今回も序盤で分岐するし。
いつもこっち通った方が早いのをわざわざ山中入ってるからなぁ

2車線の快走路をしばらく走り、中辺路町に入った先で県道218平瀬上三栖線へ
ちょっと進むと、富田川の渕の上に建つ御堂があります
清姫の墓 元々お墓は別の場所にあった模様

ええと。

コレの墓じゃないですよ?

お墓の横に清姫伝説についての記述がありましたが、ここのもまたちょっと違った内容ですね
若後家Ver.と荘司と白蛇の娘Ver.
死んで蛇になった、生きたまま蛇になった、蛇にはなってない
渕に身を投げたとも、僧に祓われたとも
いろんな話がありますが、今昔物語の本ネタから長い時を経て造られた話なんで無理もないか。

ただ
『若後家が一目惚れの若僧を逆レイープ→逃げられ蛇に化けて若僧焼き殺し』

『若僧が、幼女の頃から手懐けてた娘が蛇の娘と知るや怯えて逃走→失意の娘は投身自殺』
になるんだから改編もいいとこですが。

御堂の下には、その身を投げたとも、長髪を靡かせ身を清めたとも言われる清姫渕があります
つか、こっから飛び降りても死なねーだろ。
むしろ暑い盛りだと逆に水遊びに丁度良さげな。

清姫の墓から捩木の杉を見るべく更に県道218を登ります
最初は綺麗な2車線路です

この時点で「なんだ綺麗な道じゃん!」なんて思っちゃいないですよ
昨日の例もあるし
予想では1kmと続かないだろうと冷静に受け止めてたりしました

が、予想に反して結構な距離綺麗な道が続きます

途中の桜や整備された花畑が大変美しゅうございました

どうやら、先にある福巌寺っつーお寺が有名らしいです
その為の拡張道路みたいですね
まぁ、『みたい』もなにも
お寺過ぎた先が↓こんなになってりゃ嫌でも分かるけどな!
……マタデスカ…… 振り返ると2車線

まぁ、予想通りの展開に呆れつつも昨日の今日のなのでそのまま突入です
小さな橋があり、その先が二手に別れています

なんか看板にトンデモナイ事が書いてる気がしますが
進むのはそっちじゃないはずなので無視します

右に曲がると「4t以下通行可」の看板があります
さて、ちょっと悪路ですが我慢して登りましょう

部分的にかなり荒い場所もありましたが、それなりに道幅があるのでまだマシです
ヘアピンの繰り返しなので対向車にかなり神経使いますが
ま、当然のように一台も来ませんでしたがね。

登りきると一気に視界が開け……ありゃ?


実は、ここで迷うんじゃないだろうかと事前に調べていたんですよ
捩木の杉へも山頂のレーダーへ通ずる作業道を登る途中から熊野古道に入らねばならず
まず確実に道に迷うだろうと思ってたんで

で、その熊野古道の捩木の杉から更に進んだ先に潮見峠なる峠がある事を知っていました
県道218とは全く別の山中ですが


何故かその『潮見峠』って書いてる看板が目の前にあるんですが


マジか。

やっぱりアレか!?アレなのか!?


来た道を下り、橋の所まで戻ります
もう一度看板を確認します











!?





……


今まで、ダート含めいろんな酷道険道走ったけど


こんな看板置いてる道なんか見たことねぇぞ!!


ま・まぁ、いくらバイクでかいからって地図見る限りダートじゃないみたいだし
……なんとかいけるだろ……


なんか入り口から路肩崩壊・中央部苔有り・轍ボコボコだったりするけど
おまけに狭ぁ……

基本的に深い杉林を抜ける道です
展望なんてありゃしませんよ
まぁ、嫌いじゃないですけどね、杉林の空気は。
地元も杉の産地だったんで。

なんていうか
ひたすらしんどかったです
昨日の県道44で麻痺した脳がキツイと感じたほどですよ
道の半分が溝の蓋だったり(もう半分は崩壊寸前)
左手が崖で右側を走らざるを得なかったり
その右手の壁面から伸びた草が道を覆ってたり
よくぞ対向車来なかったもんです
てゆか、軽自動車でも通るのは嫌

県道標識が見当たらないので「コレもハズレじゃないのか?」とビクビクしてましたが

杉林抜けて道が広くなったところでようやく発見
ひと安心

この県道標識を越えてから途端に道が良くなりました
作業小屋も姿を現し、木陰に佇む雰囲気の良い神社を抜けると集落に入り視界が広がります

田辺市街を見下ろす絶景ポイント

集落を進むと、大型のトラックが登っ……て……?

下を覗くと広い2車線の道路が


事前に調べた時に県道しか目に入って無かったから気が付かなかったけど
こんな道路があるっつー事はアレか?
一度下って田辺市街から登った方が早かったってか!?


まーたこんなのかよ……


で、肝心の捩木峠へ向かう道路が見当たらない
地図にはこの2車線路と県道218の合流点から登れるみたいなんだけど

……その民家に登っていくみたいな細い坂じゃないよな……
いくらなんでも


しばらく周辺を調べたんですが結局その道以外は見当たらず





よし!





諦めてそのまま県道218を進む事にしました



あぁ?登れだ?
無茶言うなよ……登ってホント民家で行き止まりだったらどうするんだ……
ヘタレと笑うなら笑え

ここに関しては次回リベンジ、と言う事で。



また杉林に入りますが、さっきの道に比べたらかわいいもんです

当初予定では、ここから県道209長野上秋津線に移り、県道29田辺龍神線へ行くつもりだったんですけど
どういうわけかいつのまにか県道216温川田辺線を下っており
更にどういうわけか県道35から29を目指そうと思ってたのにR42に出てしまいました
更に更にR42から何故か県道29に行けない上に県道35の同じ場所を4度も行ったり来たり……

原因は県道35が途中で細い横道に別れていたことに気が付かなかったからなんですけどね
ものすごいタイムロス
つか、清姫の墓から先、迷ってばっか



……祟り?




そんなこんなでなんとか県道29田辺龍神線
全線2車線の爽快ワインディング
個人的には龍スカよりこっちの方が好き

すぐに山中に入り、奇絶峡に到着です
奇絶峡 不動の滝

磨崖仏とかもあるんだけど、かなり新しい物なんでありがたみが……
おまけに観光地化のために彫られたようなもんだし

買っていたサンドイッチを河原で食し、道を更に登ります


県道30との分岐を抜けると、いよいよ虎ヶ峰へ登るワインディングロード
右に左に延々と続く山々を見渡せる快走路が虎ヶ峰トンネルまで続き
トンネルを抜けると龍神のR424・425共用区間に合流します

R424は今回も通過のみです
つか、途中に目ぼしいもの無いのよね
温泉があったけど、道走ってる車がほとんど無いから空いてるかな?と思いきや
入ってみたら駐車場満車だったんでパスしたし
淡々と走り、金屋町の市街地に到着
川沿いの景色がそれなりに良いし、広くて綺麗な道は交通量少ないんで
道の駅しらまの里の先にちょっとある1.5車線区間以外は楽に走れます

市街地を抜けたところでR424から県道183楠本小川線-県道184生石高原線で生石高原を目指します

山深い農村をしばらく行くと「次の滝」と書かれた標識が有ります
看板に従って細い農道へと入ります

実は、この「次の滝」、何かの本で知って何度も行こうと試みたんですが
行くたびに場所がわからなくて断念している滝でした
しかし今回は鈍重なアメリカンとはいえ、機動性の高いバイク
細い農道をゆっくり登ると……あった。

とりあえず、駐車場発見

て、前回インプレッサで通った時にこんなスペース有ったっけかなぁ?
前回も同じ場所で看板は見つけてたんですけど、車停める場所無くて諦めたんですよ

さて。駐車場にバイクを停めたものの、駐車場から登る道は民家に入ってるだけだし
どこから滝へ行くの?とウロウロしてると

この民家の脇を通る細い道が滝へ向かってました
看板あったけど、駐車場からわかんねーし。
実際、滝から戻った時に軽のねーちゃん×2に道聞かれましたよ
わかりにくすぎだろ。

滝への歩道はかなりの急坂です
正直、疲れた身体にはかなりしんどかった……

道に被さる桜に癒されつつ、登っていくと水の音が。


次の滝……ってショボッ!

那智の滝に「次ぐ」ってのは言い過ぎではないですか。
まぁ、それなりに落差は有るようなんですが
かなり離れた位置から眺めることになるので迫力が……

少しだけ休憩し、生石高原への道へ戻ります
前回、滝を見つけられずこのまま蜜柑(?)畑の急板登りきっても生石高原には行けたんですが
確か狭くてしんどかった記憶があるのでパスです

もう疲れる道は飽きた

とはいえ、生石高原へのアプローチはどれもこれもロクなもんじゃありませんけどね
唯一綺麗なのが高原から県道180への短い区間だけで、あとは全て1〜1.5車線。
一部道路は舗装が崩壊している極悪路……

それでも、とりあえず高原まではマシなので
気を付けるべきは対向車なんて微塵も気にしてないサンドラ四輪くらいです
狭いってだけで交通量はかなり多いので。

桜並木を抜けると白い岩がポツポツ見える生石ヶ峰の山頂方面が見えます
それを横目にもうしばらく進むと、生石高原の駐車場に到着です

駐車場からは湯浅方面の海が見渡せます

丘に登ると、山焼きの後でぐるり周囲が見渡せるようになっていました
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北には和泉葛城山系と紀の川流域が見渡せます

山頂に登るともっと景色が良いらしいんですけどね
登ったことないです
いつもここに来たときは夕方で力尽きているんで。


一休みの後、県道184-180でR370まで下ります
……広さでは勝ってるけど路面状況では県道44や218にも劣る勢いですな
この辺り、生石高原へのアプローチ道路の拡幅中で、それ以外の部分がまともに補修されて無いんだよなぁ

ここを抜ければこんなクソ道ともおさらばだと気合いで乗り切りましたが。

R370からは県道10-R424-県道62で大阪に戻ります
R370の狭路部分で超絶に運転上手いグランツァVの後ろに付いたけど
タイヤの位置が見えてるのかってくらいギリギリまで寄せてましたよ
スイスイ進んでいく姿に感動
それに比べて後ろのデリカは急発進急ブレーキの繰り返し……ド下手糞……

桃山町の桃の花も散った後
犬鳴越えも淡々と
あとはいつもの30km通勤ルート

二日間走りっぱなしはさすがに辛いね
おまけにこの後から脅威の20連勤がはじまるのであった……

帰宅時間18:00
総走行距離676km 燃費27km/L


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